楽農楽写Z

西中国山地の風景だけを撮影する団塊男が定年後、広島県安芸太田町に休耕田付きの民家を借りて、田舎暮らしを楽しんでいます。豊かな自然を紹介しながら、地域の情報を発信します。       

端境期

 冬でもなく春でもない端境期、「この時期は写真が撮り難い」が例会に集まってすぐ出た声だった。それでも評価できる作品があるから、写真は季節だけではないのが分かる。選ばれた10点を「川・森・文化交流センター」のロビーに飾るのだが、3作品の題名に「春」の漢字を使ってしまった。芸がないと言われそうだ。3月末には町の火葬場「千風苑」ロビーの写真を展示替えし、4月にはしだれ桜の開花に合わせて戸河内・与一野で写真展を開く。多忙な春になる。

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講評が終わって、展示する作品を額に入れるクラブ員。「額に入れるとよく見えるね」

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上位に選ばれた作品。撮影がまずくて写真が変形した、陳謝

左上=撮影会での作品。どっしりとした杉の大木に巻かれたしめ縄の存在感が力強い。
     杉の肌やしめ縄、草地の色はきれいではない。モノクロで成功した

左下=唐草模様の倉壁のシリーズ作品。片隅の梅が、巡る春を告げている。倉は傷みが
     目立っているという。定点撮影してほしい

右上=撮影会での作品、春の太田川。川の中のネコヤナギが浮き上がり、対岸の竹が光
     って水面に映る。バックが暗く落ちて一層引き立った。

右下=ピントが合っているのは1カ所
近づいて撮ってネコヤナギの微妙な美しさに感
     動したそうだ。周辺を少しトリミングすればもっと引き締まった

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梅&ホソバナコバイモ

 3月中旬の安芸太田は春まだ遅い。町内で広島に最も近い「花の駅・安野」をフォトクラブの撮影会の集合場所にした。紅梅は散り始めていたが、白梅は花も傷んでおらず満開だった。花桃の芽は膨らんでいて、あと1週間もすれば少しは賑やかになるだろう。次の津浪地区は標高差がさほどないのに梅が目立たない。主役は河内神社裏に自生しているホソバナコバイモ、写真愛好家グループが這いつくばって狙っていた。風が弱く撮影には好条件だった。

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安野の5点。太田川を挟んだ向かいの山が急で、午前10時ぐらいまでは日陰になるからバックを暗くできる

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津浪の定番ポイント。梅の咲き具合は今一つで、苦戦するクラブ員

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河内神社裏のホソバナコバイモ。立ち入り制限を厳守、皆さんマナーのいい写真愛好家だった

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役目を終わった神社のしめ縄が杉に巻かれていた。横には大木があり、モノクロ素材になった

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大失態

 安芸太田フォトクラブの「例会七つ道具」が入っているプラスティックケースを忘れてしまった。番号札、投票用紙、集計用紙、セロハンテープ、カッターなどだ。投票ではなく、一人が好きな写真3点を指名する方式にした。今回から、中国新聞社のコンテストへ応募することにした。このため応募作品は、川・森・文化交流センターロビーへの展示と私のブログへは掲載しない。超狭き門だから紙面に名前が載るのはいつになることか。田舎色と地元密着で挑む。

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好みの3点を指名するクラブ員。撮影会の廃校小学校の作品が力不足だった。1枚写真では荷が重たかったか

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選ばれた作品

左上=霧が温井ダムの堰堤を超えて下流から湧き上がる。色はかすかにあるがモノクロに近い
     ため、静まり返った朝を表現できた

左下=かまくらに入った民泊の中学生、記念撮影だが秀逸だ。雪が白飛びしているが致し方な
     い。額だと思えばいいのでは

右上=雪質が感じられるような光線状態だ。畑や田んぼ、崖に積もった大雪が、ダイナミック
     な造形になった。冬なればこその風景だ

右下=津浪小学校。廊下をシンメトリーに捉えて成功した。天井が昭和感を引き立てる。モノ
     クロに変換したら、また違った雰囲気になる

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閉校(町立3小学校:17年2月18日撮影)

 安芸太田フォトクラブの撮影会は趣向を変えて、昨年春に閉校した安芸太田町立殿賀、津浪、修道の3小学校の校舎内にした。いつもとは違う被写体に不安そうだったクラブ員は、ときを忘れ少々興奮気味にシャッターを切っていた。地図や五十音表、注意事項など、子供たちの息吹を探したが、思いのほかきれいで少し残念。反射する木の廊下は、自分の子どものころを思い出し、嬉しくなる。壁に飾られた卒業制作の作品からは、声が聞こえるかのようだった。

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殿賀小学校。1875年(明治8年)創立。1984年の建設で廃校にするにはもったいない。プラネタリウムの設備もある。卓球台が寂しそうだった

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津浪小学校。1874年(明治7年)創立、1964年新築。一気にディープな昭和に引き込まれる

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修道小学校。1872年(明治5年)創立、1956年新築。図書室には柔らかい冬の日が差し込み、子どもたちが寝そべって読んでいたらメルヘンの世界だ

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雪景色オンパレード

 流石に県北、雪景色のオンパレード。11月、12月が寂しかっただけに41点の出品があった安芸太田フォトクラブの例会は賑やかだった。番号札は40枚しかないから、誰かに1点を納めてもらうのだが、今日は特別サービスで「41番」の札を作った。雪の白さやディテールの表現に苦しんだ作品が多く、「見た目のように写真は撮れない」難しさを実感したようだ。風景だけでなく、部分を切り取った作品が少なかったのも課題。冬はもう1カ月ある。挑戦してほしい。

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選考された作品は奥へ集められ、番号札が残る。実は、ずらり41点並んだ写真を撮り忘れた

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選考された作品

左上=田んぼの縞模様に遠くの雲海。谷が深い安芸太田町の隣町だが、高原のような風景
     になった。日の出から狙うとまた違った雰囲気になるだろう

左下=撮影会での作品。雪がなかったら写真にならない場所、年に一度の化粧である。地
     元の人に「こんな美しい場所があるとは」と思わせるはずだ

右上=霧が湧き立つ井仁の棚田。霧の形が様々に変化しただろうが、「都合があって短時
     間の撮影だった」とのこと。地元に住んでいればこその作品だ

右下=温井に住む佐々木さん独壇場のダム作品。初雪の朝、堰堤の下流側に霧が湧き立っ
     た。山の頂上が中途半端に切れたのが惜しい

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