楽農楽写Z

西中国山地の風景だけを撮影する団塊男が定年後、広島県安芸太田町に休耕田付きの民家を借りて、田舎暮らしを楽しんでいます。豊かな自然を紹介しながら、地域の情報を発信します。       

3人

 家庭の事情や体調、仕事などの都合が重なって、安芸太田フォトクラブの例会参加者は、始まって以来のわずか3人になった。出品数がロビーに展示する10点に達するかどうか心配したが、写真を届けた欠席者があってセーフ。作品のレベルもまずまずで、なんとかピンチを切り抜けられた。「ワイワイにぎやかな例会が楽しいんよねぇ」と、日頃のストレスの解消になっている側面がある。秋ぐらいまでには出席できるようになってほしい。

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例会の前に、先月の作品を額から取り出す作業がある。ということは、例会後には額に入れる作業があるわけだから二人は忙しかった

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選ばれた作品

左上=びっくりするような所へ出てきた夏の客。お寺の本堂だ。抜け殻の両方へピントを合わ
     せるのは難しかったのかも知れないが、撮った全部のカットを見てみたい

左下=増水した滝山川。大雨でいつもとは表情が一変した川を見ると撮影したくなる。山の形
     や左の建物で場所が特定できるのも大切な要素。霧の出ぐあいもいい。ただ安全第一

右上=かけ納涼まつり。何ともいい家族の情景だが、ピントが甘いのがいかにも惜しい。画質
     の荒れを恐れず、ISO感度をもっと上げるべきだった。来年もぜひ挑戦を

右下=モノクロ、筒賀の大銀杏。大きな木を大木に撮るのは難しい、背景の鳥居と神社が大銀
     杏を引き立てた。午後の日差しがライトアップかと思わせて成功した

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日照り?

 梅雨に入って雨が降らず、写欲が沸かなかったのか、シャッターがはかどらなかったようだ。安芸太田フォトクラブの例会出品数は21点にとどまった。茅葺き屋根が新しくなった吉水園が多かった。川・森・文化交流センターのロビーに展示する作品は10点だから、半数を選ばなければならない。投票にすると偏るので「順番に一人1点をピックアップ」する方式にした。「ありゃ、私もそれだったのに」となって、後になるほど悩ましさが増したようだった。

   
※例会は昨夜でした。あまりの眠気のため1日遅れの掲載になりました。

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ピックアップされた作品は右端に集められ、テーブルは歯抜け状態になった

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上位に選ばれた作品

左上=何枚も撮ったが、ぶれずにピントがあったのは数少なかったという。バックのボケがいい
     雰囲気になった

左下=上の田んぼから覗き込んで見つけた。苗の影が面白い。3列ぐらいにして横幅を広く入
     れたら、もっと良かったかもしれない

右上=池に写った吉水園の茅葺き屋根。これほどクッキリ撮れるのは時間帯が関係するよう
     だ。見た人が「さかさま」と勘違いしないよう、題名は「池に浮く」とした

右下=午前6時前、芸北の田んぼ。別荘の近くだそうだ。もやのような朝霧が漂った。見た目は
     もっと幻想的だったのではないか

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田んぼ数々

 晴天続きで、苦戦しているのではないかと案じたが、流石、田舎の安芸太田フォトクラブである。例会には多くの田んぼ作品が集まった。田植え前から活着した苗が並ぶまで、日ごと変化する農村風景が捉えられている。山に囲まれた地域だから変化に富んだ水鏡が現れる。身近に題材を発見する面白さを、クラブ員が感じているのではと思う嬉しくなる。6月は写真になる季節だ。アジサイ、ヤマボウシ、天霧、吉水園・・・。好調だった5月以上を期待したい。

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上位に選ばれた作品を川・森・文化・交流センターのロビーに展示するクラブ員

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上位に選ばれた作品

左上=濃い青の田んぼが印象深い。活着した苗を初々しく捉えた。町の写真愛好家には
     里山らしくないと不満だろうが、身近な風景の魅力を見つけるのも大切だと思う

左下=こんな場面に出くわしたら、思わずニタッとすること間違いなし。藁屋根を隠す右の
     建物が悔しいが、致し方ない。花は毎年同じではない。来年も訪ねて欲しい

右上=正確に、美しく植えられた苗がラインを描く。コメ作りをする人が見たら「植え方が
     うまいなぁ」と感心するだろう。映り込む山が苗を引き立てる

右下=遊園地で童心にかえるお年寄りの表情が全てだ。左の女性の表情もいい、タイミング
     もバッチリだ。左右と下をトリミングしなくてはいけない

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ドピーカン                                           (戸河内・松原など:17年5月14日撮影)

 田植えや家事などの都合で、3人が撮影会へ参加出来なくなって5人に。田舎の写真クラブならではだ。戸河内あたりは深緑になりつつあるが、芸北は新緑だろうと思い臥竜山をめざした。午後1時出発にしたが、ドピーカンで条件は悪い。集落の田植えが終わったばかりの田んぼが救ってくれた。日が十分に残る午後5時、「これで終わりですか」の声があり、ダメもとで松原へ寄り道した。すると本日一番の風景があり、気持ちのいい締めくくりになった。

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戸河内・板が谷。休耕田が増えているが、ここだけはまとまって田植えがされている。撮っておかないといつ見られなくなるかも知れない

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深入山山麓。クヌギがやっと芽吹きから新緑になり始めていた。爽快な森林浴

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戸河内・小板。田植えがはじまった。苗が伸びたころには山は緑一色になって、写真的には面白くないだろう。中山間地の貴重な風景だ

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臥竜山。雨模様なら他にも写真愛好家がいただろうに。車2台のうち1台は軽トラ、田舎のクラブらしい

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戸河内・松原。田植えがツツジにギリギリ間に合った。風も弱く、水鏡にはいい条件

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春爛漫

 安芸太田フォトクラブの例会は4月から夏時間の19時開始になる。太陽の出入りが生活に影響する田舎ならではの配慮である。18時に来る人がいるかと心配したが杞憂だった。欠席者も作品を提出していて、テーブルは「春爛漫じゃねぇ」になった。上位10点のうち9点が安芸太田町内の作品、1点は撮影会での湯来・湯の山だから、地元密着クラブの本領発揮だ。私の知らない場所もあった。こんなとき「(場所は)言わりゃあせん」で爆笑になる。

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投票段階で話が弾み、投票用紙にお気に入りの番号が記入されるまで時間がかかる

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上位に選ばれた作品

左上=湯の山のしだれ桜。白い両サイドは気にかかるが、横位置だと致し方ない。展示の関係
     上、縦位置写真はほとんど出品されない。縦位置の額を用意しようか

左下=与一野のしだれ桜に合わせて展示された案山子。桜が欠けているのが残念だが、それ
     よりユーモラス優先。転がっているビールの空き缶にちなんで題名は「花見じゃ~」

右上=夕陽に桜が微妙に映えている。三角の山は、地元なのに撮った本人も初めて知ったそう
     だ。桜が教えてくれた「誰にも言わりゃあせん」撮影ポイント。でも教えてしまう

右下=筒賀・井仁。棚田で田植えの準備が始まった。「田ごしらえ」と言う。これから風景が日々
     変化するから、いつでも題材になる。作品らしく撮ろうとしない、自然体がいい

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