楽農楽写Z

西中国山地の風景だけを撮影する団塊男が定年後、広島県安芸太田町に休耕田付きの民家を借りて、田舎暮らしを楽しんでいます。豊かな自然を紹介しながら、地域の情報を発信します。       

選手交代

 住んでいる坪野から直線で7キロ足らずの所にある安芸太田町加計のアメダスは、しばしば県内最高気温をたたき出す。地形なのか観測機器の設置場所に原因があるのか分からない。緑の安芸太田町より、ビル群の広島市内がはるかに暑いと思うのだが。市内に住む知り合いには、冬は芸北の寒さと同列と思われ、夏は都会より暑いと勘違いされるのが不本意だ。ストーブと扇風機を入れ替えた。今日の最高気温は加計31.5度、広島28.9度。

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今年は判断を誤って灯油を9リットルぐらい余らしてしまったのが悔しい。昼間はエアコンを使わないので、扇風機は9月中ごろまでフル運転になる

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柿の木日傘

 納屋の前の柿の木の下の日影は、夏の作業の休憩場所になる。同じ日影でも緑の下は涼しく感じるのが不思議だ。その枝が伸びて車の方向転換の邪魔になるし、すだれ効果で木の下で休んでいる姿が道からは見え難くなって、通る人を驚かすことになるので剪定した。早速、畑の草取りの合間に2回、白い椅子に座った。快適快適。夏になるとオアシスになって、冷えた麦茶で喉を潤す。汗をポタポタ落としながら作業時間と同じぐらい休む。

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剪定前後。この下でバーベキューをしたら、ビール(発泡酒)は殊更美味しいだろう

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草取り前後。4、5日ぐらい目を離すとあっという間に草は伸びるから、早いうちに抜くに限る。気分がすっきりして心地よい

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初傍聴

 初めて裁判を傍聴した。中国放送アナウンサーの煙石博さんが、銀行の記帳台にあった封筒から現金66,600円を抜き取ったとされる事件の控訴審初公判。1審は懲役1年、執行猶予3年だった。冤罪を確信させる「無罪を勝ちとる会」からの情報を知って、中国放送のラジオファンである藤友さんと広島高裁へ出向いた。25人の傍聴者は竹ひごによる抽選になった。倍率は3.3倍で私が引き当て、藤友さんは涙を飲んだ。

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傍聴券。当たりの赤く塗られた竹ひごの先が見えたときは、危うく声が出そうになった

 法廷内は意外に簡素。開廷まで静かな時間が流れたが、私はなぜか緊張した。初公判なので、証拠申請や証人受理などの審理が中心で、テレビドラマのような激しいやり取りはなかった。むしろ、裁判長と弁護士、検察官が打ち合わせをしているような感じで、声も聞き取り難かった。本番は次回公判からになる。スーツ姿の煙石さんは現役時代の柔和な表情ではなく、ラジオから流れていた広島弁は聞かれなかった。まさに戦闘モードの眼光だった.
 
 裁判終了後、記者会見が開かれた。冒頭、煙石さんが一市民を犯罪者に仕立て上げる警察と検察、裁判所への不信感と憤りを表明された。弁護士は、1審で科捜研が防犯カメラの映像のクリア化は出来ないとしていたが、弁護側が依頼した鑑定会社の画像解析が証拠採用されたと報告。逆転無罪への自信を伺わせた。「消去法で犯人を決めつけた杜撰な捜査と1審判決。冤罪の典型だ。誰でも逮捕される。チェックするのは皆さんです」と強調した。

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警察、司法への憤りを語る煙石さん(左)。声に張りがあり、表情に決意がにじみ出ていた。右は久保豊年主任弁護士

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記者会見には約70人の支援者が集まった。無罪を勝ちとるまで参加していきたい



※次回公判は7月8日(火)15時から16時30分

※「煙石博さんの無罪を勝ちとる会」連絡先
〒730-0051 広島市中区大手町5-7-6     佐伯 穣 方
〒732-0821 広島市南区大須賀町20-10-1504 小森敏廣 方

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雨上がり

 恵みの雨。畑では野菜が瑞々しく勢いを増していく。負けず劣らず草も元気だ。特段することもなく、カメラを手に雨に濡れる花を求めて家の近くを歩いた。主役になったのは蜜を探す蜂やそれを狙って巣を作るクモ、羽が傷んだ蝶たちだった。顔の周りにはブトがまとわりつき、ツバメは低く飛び回った。生き物の生存競争が繰り広げられている里山だ。

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小さな雨で傘はいらなかったが、風があって苦戦した。ピント合わせにイライラして、撮る本人はしっとりした雰囲気に浸れない

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柚子の花。以前、猿が花をむしっていたのを思い出し、食べてみた。美味しくはないが少し苦みがあり、わずかにスーッとする風味があった

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雨が止むのを待っていたのだろうか、柚子の木で忙しく巣作りを始めた。体長は1センチぐらい、マクロレンズでピントを合わせるのは難しい

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花を撮ろうとして、近寄ってはじめて虫に気付いた。昆虫に興味がある人は離れていても見えるのだろうが

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スイバにとまる羽が傷んだ蝶。レンズを近付けても逃げる素振りを見せなかった

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今日は広島の自宅へ。土産は左から大き過ぎる小松菜とラディッシュ、あと一歩のホウレンソウと水菜、やや小さいチンゲン菜。ほかに出来の悪い春菊と一握りほどのアスパラがある

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難しい新緑

 新緑は見た目通りに鮮やかさや爽快さが写真にできず意外に難しい。安芸太田フォトクラブラブの5月例会作品も苦戦のあとがうかがえた。晴れの日より、曇りや雨のしっとりした緑が作品にしやすいことを実感してしてもらえれば幸いだ。今日の参加者は7人、1位に投票した作品が全員違い、何と誰も1位に投票しなかったのが最高点になった。こんなことは珍しい。

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合評が終わって、展示する作品が決まって額へ入れる。この後、悩みのタイトル付けが待っている
 
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上位に選ばれた作品。右下は私の写真

左上=
赤土の倉の壁の質感と、芽吹き始めた柿の新芽がお互いを引き立てた。タイトルは「窓」。写真を始めたから見えてきた情景だろう

左下=
最近見かけるようになった可愛い花。原産地は北米らしい。30数枚撮ったとのこと、バックのボケの処理に成功した

右上=
花もみじ。柔らかい光に包まれた雰囲気に惹かれる。アップにしなかったので周囲の空気感を表現できた

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棚田(加計・空谷など:14年5月22日撮影)

 苗が伸びてきて写真になるころ。絵になる題材より、厳しい現実を撮りたいと思い、加計・坂根と空谷地区、古里の安佐北区小河内の棚田を訪ねた。山に飲み込まれる田んぼや家を見ると、思考が停止する感覚になった。耕作放棄地に挟まれながら、中山間地に生きる人たちの執念さえ見せつける田んぼに出会った。10年先、いや5年先はどうなっているのか分からないが「先のことは考えず、今を精一杯」。そんな思いが作る2014年初夏の里山風景だった。

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加計・坂根地区の4点。必ずしも条件の悪い田んぼから休耕田になるのではないことを教えられた。1枚目の田んぼの苗はわずか6列しかない。3枚目は何十年ぶりかにに見た苗代。4枚目の田んぼには流石の私もうなってしまった

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加計・空谷地区。これまでにもブログに掲載した休耕田。草が生えていないのは不思議だが、声が出なくなる風景だ

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空谷地区。集落の一つの奥まった所にある家。裏の田んぼは耕作放棄地だろうと思ったが、どっこい見事な田んぼ広がっていた。写真を撮らせていただく、という謙虚な気持ちになる

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空谷地区。大きな岩は田んぼを作るとき動かせず、さぞ邪魔になったことだろう。苦労がしのばれる石垣だ

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安佐北区小河内。1枚目の写真の中央にはかつて小さな田んぼがあった。2枚目は民家、静かに山へ還っていく

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小河内。もっとも開けたところで休耕田も少なく、電柱も気にならない。実家の田んぼが小さく写っている

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小河内。山あいにもかかわらず休耕田がほとんどない。広島市の中でも1級品の棚田だろう。実は古里なのに初めて行った所だ。川沿いを走る県道から見て、まさかこんな上に棚田があろうとは思いもしなかった
 

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清掃順番札

 坪野部落にある二つの集会施設の掃除をする順番札が回ってきた。新調された立派な木札なので、これなら忘れることはない。部落の8組が4班に分かれて担当する。掃除は2か月に1回で私たちの班は7月、来年の3月、11月と続く。ノートに書かれた記録によると5人から10人の参加で1時間半かかっている。高齢者には負担になっていることもあり、いずれ班の編成替えが必要になるだろう。ここにもジワリジワリと縮小する集落の現実がある。

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100%手作りの順番札と袋。B5のノートに比べればその大きさが分かる。札の裏には班分け表が書いてある

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間引き菜

 久しぶりに妻と藤友さん夫婦が1泊。お土産は金曜日に収穫したタマネギと4月20日に種を播いた葉物野菜の間引き菜、量はまだ少ない。これからはぐんぐん育つので一人では食べ切れず、私は青虫状態になる。あと2週間もすればたっぷり持って帰られるようになるはずだ。第2陣の種を播いているし、大根も順調に育っている。そうこうしているうちにジャガイモ、キュウリ、ピーマン、ナスなどが戦列に加わり、主婦二人はスーパーの野菜売り場が遠のく。

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間引くと歯抜けのようになって心配になるが、すぐビッシリとたて込む。小さいながら無農薬の新鮮野菜供給基地だ

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初夏(中津谷など:14年5月17日撮影)

 少し霞がかかった晴天の昨日、安芸太田フォトクラブの撮影会は苦戦気味になった。田植えの終わった水鏡の風景と新緑を求めて、筒賀から吉和・中津谷を巡った。休耕田が予想以上に多く、思い描いたような光景はそれほどなかった。何年かすればそれも消えていくのだろうか。地域密着のクラブとしては、ありふれた風景でも、写真になり難くても、愛着をもってありのままに、記録を残す役目があるのではないかと思う。

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筒賀の2点。上の写真のような光景はどこにでもあるように思うが、それほど多くはない。失って初めて気付く大切な風景だ。下の写真は昨年も同じような条件で撮影した。「見た目より写真にすると綺麗ですね」とクラブ員、年に一度この時期だけ撮影ポイントになる

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中津谷の3点。日差しが強く、撮れるポイントは少なかった。3枚目の流木は、いつも立ち寄る場所にあったが、存在に初めて気付いた

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中津谷。この時期の代表はフジだが、木に絡まるばかりで、画面に切り取るのが難しい

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中津谷。一輪草の群落があった。たまたま蝶が来たが、残念ながら後ろ向き

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中津谷。南方系の鳥、ソウシチョウの鳴き声が聞こえ、撮影を中断して姿を探すクラブ員。カメラを向けるのは鳥に詳しい町職員の栗栖さん

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付録の1枚、吉和。せめて横向きか、振り返ってくれたらよかったのだが

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タマネギ収穫

 早生のタマネギがほとんど倒れたので収獲した。苗の管理に不手際があって、スタートでつまずいたのが最後まで響いて、見た目で作況指数は70ぐらいに止まった。晩生は盛り返しているので90に届くかも知れない。跡地には早速、スイカとカボチャを植えた。これまでは別の場所へ植えていたが、今年は同じ囲いの中なので、ツルが伸びて絡み合わないように誘導してやらないといけない。作業が増えるだけでうまくいくかどうかは分からない。

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スイカとカボチャを2本づつ植え、抜いた草を周りに敷いた。囲いの中心に植えるのが正解だろうが、そのためには早生のタマネギをそこへ植えておかなければならない。今年の秋の教訓にする

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「一人暮らしには中ぐらいがちょうどいい」とは負け惜しみで、本心は全て大になって欲しい。昔は比較のためにタバコや鉛筆を置いて撮るのが定番だったが、適当なのは缶ビールぐらいしかなかった

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タマネギとは対照的なのがジャガイモで、土の中は見えないが、地上部分は勢いよく育っている。花も咲き始めた

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