楽農楽写Z

西中国山地の風景だけを撮影する団塊男が定年後、広島県安芸太田町に休耕田付きの民家を借りて、田舎暮らしを楽しんでいます。豊かな自然を紹介しながら、地域の情報を発信します。       

井戸修理&安野

 実家の井戸の修理を手伝った。裏山の横穴から出る水量が不安定なために掘った井戸。岩盤を貫いて50メートルの深さがあり、その中に32メートルのくみ上げ用パイプが入っている。その先端にある、ポンプが止まったとき水を逆流させない器具に不具合があった。長いパイプを出さなければならず、裏山へ引っ張り上げるのが私の役目だった。綺麗な水が勢いよく出ると感激ものだ。中東や乾燥地帯のことを思うと、日本の豊かな水は贅沢でありがたい。

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くみ上げ用パイプを抜き出す次兄(手前)と業者さん。私は裏山に待機して、まず写真を撮った。この後が大変で、急な斜面を直登しながら引っ張り上げた

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不具合だった水を逆流させない器具。
地下で起きていることを予想した業者さんの見立ては的中していた

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この立水栓の水は農作業で汚れた手を洗ったり、のどを潤したりするのに使うがそれは脇役。本命は母屋の近くにある貯水タンクへの補給だ

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 井戸の修理だけでなく、不具合のあった田んぼの畔の補修や、畔際の耕運もした。坪野への帰り道、「花の駅・安野」へ立ち寄った。日は山の端へ落ちていたが、若いカップルと撮り鉄と思われる人がいた。本命の桜は三分咲き。

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旧駅舎横の桜は八分咲きか。鉄柱とカーブミラーがあるが無視して撮影、左は愛車

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レンギョウと花桃は満開、2本の大きな桜は3分咲き程度。満開は3、4日後ぐらいだろうか、予報ではぐずつくようだ。写真愛好家の皆さん、しっとり美人を狙いましょう

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部落総会

 坪野部落の総会が開かれた。会計と事務局を担当する私の役目は、決算と予算、事業結果と予定の説明。部落費徴収の一部変更や街灯のLED化の新規事業、水道施設の更新への取り組みなどで多くの意見が出されたが、執行部の考え方を理解してもらった。総会の時間帯は、カープ・黒田投手の初登板とバッティングしたが、例年と変わらない参加者があり住民の協力にホッとした。執行部は全員留任、引き続き会計と事務局を担当する。ファイト。

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部落総会の後、神社とテレビ組合の総会も開かれ、合わせて4時間近くかかる長丁場の会議になる。左の清酒は寄付

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撮影会写真

 安芸太田フォトクラブの例会の出品作にも春がやって来た。ただ、撮影会での作品が多かったのがちょっと残念。投票に入るとにぎやかになるが、迷うのはいつものことで、順位を何回も書き直して投票用紙が汚くなってしまい、2枚目が必要になる人もいた。今回は上位2点が高得点になり、3位以下が僅差で並んだ。こんなケースは少ない。1位、2位を発表すると、自分が選んだのと一致して「やっぱりねぇ」と嬉しそうな声が上がった。

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投票するとき笑い声や冗談は出るが、裏を返せば迷っている証かもしれない

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上位に選ばれた三点。右下は私の写真

左上=土壁の土蔵に飾り気のない白梅がぴったりと寄り添った。流れるような枝ぶりと
     優しい光線が落ち着かせてくれる

右上=「花の駅・安野」の展示ディーゼル車の窓に紅梅が写り込んでいる。この作品を
     見ると窓の中へ引き込まれるような面白さがある

左下=ほんわかとさせ、見ていてやすらぐ作品だ。春爛漫ではむしろ出せない雰囲気か
     も知れない。カメラ位置が低いので成功した

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畔補修

 水漏れが激しい実家の田んぼの畔(あぜ)を次兄と補修した。幅の広い大きなコンクリート畔だが、その下には水が抜ける穴が出来ている。抜けた水は石垣づくりの水路へ流れるが、そこには犯人のサワガニがいる。彼らが棲家を作るから水が漏れるようになる。田んぼ側から穴にセメント入りの赤土を押し込み、畔沿いに砂利を敷いて、その上をモルタルで固めた。ただ、水漏れが止まっても、カニたちは水路で生き続ける。終わりのない闘いになるのだろう。

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畔沿いへモルタルを塗り込む次兄。全国の古くからの棚田では同じような作業がされていることだろう

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里に春(安野・津浪:15年3月22日撮影)

 春爛漫を待ちきれなくて、安芸太田フォトクラブの撮影会は、町内で春が一番早くやって来る安野に集合した。皆さんの都合がよくて久しぶりに10人が参加してにぎやかだった。黄砂なのか、PM2.5なのか霞んでいて広い風景写真には不向きだったが、バックを簡素化するには好都合の場合もあった。春霞なのだから、そう思えばいいだけのことかもしれない。安野の次は津浪、ホソバナコバイモは見頃、カタクリはしばらく待ての状態だった。

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花見をする家族。桜が満開になったら人出が多くて出来ないから、のんびりするにはこの作戦もいい

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背景の光る瓦屋根が面白い写真にしてくれた。皆さん盛んにシャッターを切ったから、どんな作品が出来たか楽しみだ

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少し歩くと里の春がそこここにある。観光客が訪れるメーンは駅の跡地あたりだが、周辺も捨てがたい

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3月6日付で書いた錆が浮いたディーゼル車は、化粧直しをしていた。聞けば本年度予算に計上されていたと言う

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防草シートに覆われた畑は無残ともいえるが、これが中山間地域の現実でもある

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津浪の主役はホソバナコバイモの群生。風が強く苦戦、立ち入り規制がされていてさらに苦戦

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特産の祇園坊柿の裸姿。造形的に撮ると面白い素材になるだろうが、私の苦手な分野だ

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津浪には写真の素材が多くある。国道から脇道に入るので写真愛好家は少ない

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菜の花に誘われて横一列。人数が多くなると話し声も笑い声も多くなる

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広い畑だったろうに、ここにも残念な風景があった。救いは杉の大木、雪が吹きつけたら迫力があるだろう

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消防屯所が新築移転

 粗末と言えるほどだった消防屯所(防災備蓄センター)が生まれ変わり、交流センター横へ新築移転した。待機所になるスペースには流し台や冷蔵庫、テーブルが備えられ、和室もある。トイレも立派だ。何より消防車が堂々として見える。引っ越した今日、団員の名札が掛けられ、防災ポスターも掲示されて屯所らしくなった。一際目立つのは「第9部から火は絶対に出さない わが町は我らが守る」と書かれた手づくりの張り紙で、消防団員の心意気が伝わる。

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手前が新屯所。地域防災にとっては欠かせない施設、駐車場に余裕があるのも心強い。
空撮したのは吉村さん


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昼から懇親会があるため車を置きに帰った団員もいて、5人で記念撮影した。第5分団第9部の団員数は13人

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消防屯所とは思えないほど明るい待機所。団員の士気も高まることだろう

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火の見櫓の手前が旧屯所で8畳ぐらいしかない。通りの突当りが消防車の車庫

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集会所の清掃

 部落内には元農協の建物だった「坪野ふれあいセンター」と、小学校だった所に新築された「つぼの地区交流センター」の集会所施設がある。地域の8組が4班に分かれて2か月に1回掃除をしている。今日は2、3、4組の順番で、10人が1時間かけて室内やトイレ、外回りの草取りなどをした。行事があるたびに後片付けがされているので、汚れが目立つことはそれほどないが、清潔に維持するためには欠かせない作業だ。次回の担当は11月。

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掃除が終わってご苦労さん。参加者にはささやかに菓子袋とお茶が配られる

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堆肥鋤きこみ

 午後、昨年より2週間遅れで堆肥が届いた。ジャガイモの植え付けが1週間後に迫っているので、すぐネコ車で運んで鋤きこんだ。堆肥が降ろされた場所と植え付け予定地は片道約40メートル、それを40往復したからジワッと疲れが出た。鋤きこみが終わるころには日が傾き出した。これで、昨年とほぼ同じペースで様々な作物を植えられ、種播きが出来る。「楽農」は一足早くオープン戦を終えて公式戦に入った感じだ。カープは優勝、さて我が畑の闘いぶりは。

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2週間遅れたこともあって醗酵が進んだのか臭いはほとんどしない。2トントラックだが「3トンは積んでいるかも」と運転手さん

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散歩中のSさんに撮ってもらった。手前から里芋、ジャガイモ、春大根、葉物野菜の順で植えていく段取りだ

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水路補修

 我が家の畑で使う水は約2.5キロ上流から流れてきている。その水路が水漏れしているので補修することになった。二日前に水を止め、溜まった砂利をかき出し、水漏れ部分へモルタルを塗り込んだ。プロはいないが道具は揃う。指揮官はいないが作業は進む。9時から正午まで、13人がそれぞれ力を発揮した。さて水漏れはなくなるのか、通水してみないと分からない。毎年毎年、砂利をかきだし、どこかを直して中山間地の農業が維持される。

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水漏れ部分へモルタルを詰め込む。立派な水路に見えるがこの部分は以前、山崩れで破壊された場所で、斜面をコンクリートで固めるとき水路も直された

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モルタルで補修したすぐ下流は以前のままの水路。山から落ちた砂利で埋まっていた。これまでにかき出した砂利は通路に溜まって山になっている

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雪解け(吉和・中津谷:15年3月20日撮影)

 気が付けば1か月も撮影に行っていない。さてどこへ行こうか。芸北か、吉和か迷いながら車を走らせ、やっと戸河内インター前の交差点で直進を決め、吉和へ向かった。雪解けと昨日の雨で増水している中津谷は、流れの大きな音が響き続けた。出会ったのは地元の人の軽トラだけ、独り占めは気持ちがいい。ただ残念なことに、12月に降った重い雪のためか、多くの木が裂けて渓谷へ倒れていた。撮影の邪魔になる。朽ちて、流れて消えるのは何年先か。

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水量は申し分ないが、倒れた大木が痛々しい。大雨で流されるのか、その場で苔むすのか

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雪で雑木や草が押し潰されて、いつもは行きにくい場所へ降りられた。木の葉がないので撮れるポイントが増える

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ネコヤナギが春の訪れを告げていた。渓谷に生きる彼らは雪に叩きのめされるのに強い強い、街の街路樹のヤナギはヤワな奴だ

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大木も楽ではないのだろう。ここまで育つのに何年かかるのか、大雪、大水、がけ崩れがいつ襲い掛かるか分からない

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雪は形で春を教えてくれる。汚れていて新雪のような美しさはないが、それなりの風情はある

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強い流れが大きな渦を作る。形は刻々と変わり、何枚もシャッターを切った。夏の大雨でもこうなるのだろうが、そのときは木の葉が茂って見えない

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