楽農楽写Z

西中国山地の風景だけを撮影する団塊男が定年後、広島県安芸太田町に休耕田付きの民家を借りて、田舎暮らしを楽しんでいます。豊かな自然を紹介しながら、地域の情報を発信します。       

タマネギ惨敗

 今年のタマネギは無残な結果になった。ピンポン玉やニワトリの卵ぐらいばかり。収穫する気分にならず、放っておいたら草だらけになり、畑を片付けざるを得なくなった。どの家のタマネギも散々で、傷をなめ合うような会話になってしまう。一方、ジャガイモはまずまず。少し早いが試し掘りすると、適度の大きさに育っていた。すると夕方になって山から猿の鳴き声、ジャガイモにはネットをかけていないので明日の朝、襲撃されるかもしれない。楽をさせてくれない。

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手前はタマネギのあった場所。タマネギを採っただけでは耕運できないので草を抜いた。炎天下、約2時間がかり

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タマネギは3つ合わせても、例年の1個に及ばない。ジャガイモは合格点、これからもう少し大きくなるだろう

※お詫びと訂正:28日付の「写真は嘘をつく」の本文1行目、「中国新聞29日付」は「28日付」
           でした。お詫びして訂正します。

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写真は嘘をつく

 「農業を母に。助け合いを父に。」JA共済の中国新聞28日付全ページ広告の趣旨は共感する内容だった。だが、使われた写真がいただけない。広告代理店のスタッフが思い浮かべた日本の田植え風景は、今はもうない。おそらく米づくりをしている人は、苦笑したに違いない。輪島の千枚田なら、小中学生の田植え体験なら手植えだろうが、余程条件の悪い田んぼ以外は田植え機だ。その前に機械が使えない田んぼは、既に耕作放棄地になっている。

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棚田が広がる絵になる里山だ。背景の斜面にへばりつく民家もいい。名の知れた撮影ポイントだろう。四国なのかなぁ

 広告写真だから演出されてもいい。だが、田植えは横1列に並ぶか、同じ方向に進んで行くものだ。思い思いに植えたら一直線にならないし、無駄な足跡が出来て手間が増える。第一、線が引かれていないと、どこに植えていいのか、真っすぐになっているのか分からなくなる。ディレクターやカメラマンは、画面のバランス上、6人の女性の配置を決め、向きを変えて変化を付けたのだろう。彼らにとってはイメージ通りだとしても、ありえない田植え風景になった。

 実家で、10人近い女性に頼んで田植えをしていたのは、45年ぐらい前までだった。写真を撮った覚えがある。子供の仕事は苗運びで、田んぼの適当な所へ苗の束を投げるのだが、ときには失敗して、早乙女さんの顔の前へ着水したことがある。昼食は土間や縁側に並んで賑やかだった。食後はその場に横になって昼寝。どれほど苦しい作業だったかは、この歳になって田んぼへ入って分かる。粘り強い女性たちが農村風景を作った。広告写真は別物だ。

 この写真を見た都会の人には、典型的な日本の田園風景として違和感なくが焼き付けられるだろう。しかし、田植えを引き受ける30代から50代の専業主婦はほとんどいない。昼食付き日当15,000円でも来てもらえるかどうか。それでなくても米づくりは算盤勘定に合わないのだ。半世紀前の情景が今もあると思ったら大間違い。写真や映像は簡単に嘘をつく。意図を持たないニュース、情報発信はない。現実を見抜く力が必要になる。

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空バトル

 戸河内土居に住む安芸太田フォトクラブ員の二人のバトルが起こった。とは言っても険悪な雰囲気ではない。同じ夕日を別の場所から撮影したもので、どちらも合格点だった。二人はほかにも彩雲のような空を違う場所から撮っていて、「空の戦い」が繰り広げられたようだ。切磋琢磨、これからもお互い頑張ってほしい。新緑や深緑の写真は今一つだったが、田植え時期の風景やスナップがあって、田舎の写真クラブならではの作品があったのが嬉しい。

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「夕日写真」でにぎやかだったのは、左の男性と一人おいた中央の女性。作品を並べるときが打ち解けて楽しいひとときだ

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上位に選ばれた4点

左上=夕焼けが田植え前の田んぼを赤く染めた。狙いを定めたポイントで、こんな瞬間に出
     会えたらドキドキ間違いなし。苗が10センチぐらいに伸びたらまた撮りどき

左下=温井ダムの放水。作者は人が少なかったのを悔しがるが、与えられた条件で撮るしか
     ない。仰いで撮ると意外に失敗するのが水平垂直の取り方なのだが、不自然さがない

右上=タイトルは「チャレンジ」。表情があれば申し分ないが、足の曲げ具合といい、手の
     格好といい、撮っていて楽しくなる光景だ。後ろの自転車がいい脇役

右下=代かきが終わるころだという。普通、田んぼは濁ってこんな水鏡にはならないのだが
     大成功。左の山と右の木が画面を安定させている。苗が伸びたらまた撮影

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あれやこれや

 昨日と今日、こまごまとしたことが続いた。昨日午前は部落の要望事項を役場本庁と加計支所で説明。夕方には、1時間かけて草刈隊の要望があった土地の面積を測り、請負額を決めた。暗くなりかけて、カンカン照りでげんなりしている野菜へ水。今日は午前、水路の樋門を点検する太田川河川事務所と町の担当者に同行。午後は坂本さんと防犯パトロールで部落内を一巡、明日からは雨なので、残っている野菜の種を蒔いた。田舎はのんびりできない。

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水路は太田川内での専用許可を得た施設で、管理責任は水路組合にあると言う。鉄板の腐食が目立つ。毎年、検査しているとのことだった

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掲示板が完成。消防用ホースを格納しているかわいい小屋の足場が直った。大きな柿の木の下がスッキリ

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晴天苦戦                                           (戸河内・芸北:16年5月22日撮影)

 晴天続き。天候が崩れるだろうと思って設定した、安芸大田フォトクラブの撮影会は苦戦となった。水田の水鏡は水が落とされていたり、狙ったポイントでは背景の山が伐採されていたりで思うに任せなかった。が、戸河内小板のレンゲツツジと芸北・尾崎沼のカキツバタが見ごろになっていて帳尻が合った。途中立ち寄った戸河内松原にオープンした川村義己さんの竹細工ギャラリーは圧巻。気の遠くなるような根気技の帆船には目を見張るばかりだった。

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クラブ員の地元、戸河内土居。写真になりにくい場所に見えるが、夕日の秘密ポイントがある

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戸河内松原。真っ昼間でなかったら、全く違う雰囲気になるだろう。つくづく、田んぼは日本の風景の母だと思う

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竹細工の帆船が所狭しと並ぶ川村さん(中央こちら向き)の民家をギャラリー。先生は自分自身だそうで脱帽。値段は教えてもらえなかった

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戸河内小板。国道脇で、こんなに咲いているのに出会ったのは初めて。立ち入り禁止の紐が張られていてポイントは限られる

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芸北・千町原。以前は
カキツバタが多く咲いていた場所だが、年々減っているのが心配だ

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芸北・尾崎沼。カキツバタ痛みもなく撮りごろだ。雨になったらすぐおでかけを

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掲示板バトンタッチ

 家の近くにある部落掲示板の鉄製の脚が腐食し、危険になったので更新することになった。前部落長で大工の林さんにお願いすると、どこからか柱用に中古のアルミ部材を調達してこられ、立派な掲示板が組み上がった。屋根部分は日本建築の「基本中の基本」で出来ている。設計図はない、職人さんはさすがだと思う。「行かりゃあせんが、熊本へ行く話がある」そうだ。65歳になっても仕事は切れない。技術を持った大工さんが減っている証だ。

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水平垂直を決める林さん(左)と住谷さん。「わしが生きとる間は持つじゃろう」と林さん、どこかへ建築年と大工名を書いとかなくては

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棟木をネジ釘で取り付ける林さん。脚立は少しぐらつくのに身が軽い

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ぐらつかないように固定して、足元の穴へモルタル入れて本日終了。3日後には掲示板が取り付けられる

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役目を終えた掲示板。合板の掲示板は波打ってボロボロ、何年前に作られたのか分からない

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シン君、大丈夫かい

 信じられないこと、開いた口が塞がらないこと、暗澹たる気分になること。そんなことは滅多にあってほしくないが、16日の国会で起こった。安倍首相の「私は立法府の長」発言は、「中学生の学力を持ち合わせていない」「社会科は理解できなかった」と、自ら暴露に等しい。黙っている衆参両院議長はただの置物になるし、文部科学省は教科書を書き換えなくてはならない。それよりなにより憲法を破り捨て、日本は独裁国家だと宣言したことになる。

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「立法府の長 ユーチューブ」で検索して出てきた映像。この時点で委員会はストップ、通常国会は会期末まで空転してもいいほどの暴言、妄言だ。言いたい放題言わせる国会も、マスコミも、従順な子羊になり下がったとしか言いようがない

 「17年4月には必ず消費増税をする」。あれだけ大見得をきって増税を延期したのに、1年半前と同じように、再び増税延期と解散を狙っている。夏休みの宿題が出来なかった子供が、盆過ぎになって「来年の夏休みには必ずするから」と駄々をこねているように見える。安倍首相には、おじいさんやお父さんに対して、学歴コンプレックスがあると聞くが、学歴以前の問題だ。口先だけで世の中を渡っていけたら、これほど楽なことはない。宿題はきちんとやろうね。

 記者会見での演説は、スピーチライターの原稿を読んでいるのに、自分が原稿なしでしゃべっているように見せる演説技術は上手い。ただ、気持ちが悪いくらいの美文である。街頭演説では、乗りに乗ってついには自分の演説に酔いしれることがある。半面、国会で急所をつかれると逆切れして、ヤジまで飛ばしてしまう。ノラリクラリ答える総理大臣はいたが、それなりに味があった。少なくとも、立法府と行政府の区別が分からないほど、情けない人はいなかった。

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壁紙(芸北・高野:16年5月17日撮影)

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ドピーカン                                           (戸河内・猪山など:16年5月17日撮影)

 雲一つない快晴。真っ昼間の撮影には向かない。あすなろフォトクラブの目的地は、悩んだ末に戸河内・猪山の雑木林にした。周囲の山は濃い緑になっているのに、予想外にもクヌギは若芽の状態だった。風は爽やか、散策にも絶好だった。その後、数年ぶりに天狗石山ー阿佐山の林道を走ったが、周辺の木が茂って展望が悪く不作に終わった。しかし、救いもあった。林道を出た先の芸北・高野集落では、いい田園風景が迎えてくれた。

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猪山の雑木林へ行く途中の杉林。懸命に日光を受けようとする広葉樹。杉林の貧しさを訴えているかのようだ

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猪山の雑木林。雨だったら、全く趣の違う写真になるだろう。秋もいい場所だが、あまり知られていないマイナーポイントだ

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王泊ダムは満水状態。朝か夕か、雨上がりなら、いい感じになるだろう

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芸北・大暮。苗がもう少し育ち、無風で杉林が田んぼに映りこめば申し分なし

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天狗石山の林道。アリバイ撮影のようなもので、林道ドライブになってしまった

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芸北・高野。初めて訪れた集落。屋根が独特で、三角の中には「〇の中に水」がある。どんな意味があるのだろうか

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剪定

 広島の自宅の生け垣が茂って、台所や洗面所、風呂、トイレが暗くなるほどになった。以前は6月に入って剪定していたが、今年は特に育ちが早い。幸い曇り空で暑くもなく、妻と2時間かけて刈り上げた。掃除が終わった後の散髪感が気持ちいい。切った葉は米袋7杯分、ゴミ収集日に出す。脚立に上がると体が硬くなっているのがよく分かるし、すぐ腕がだるくなる。来年は幹を上から30㌢ぐらいのところで切って、全体を低くした方がよさそうだ。

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脚立に上がって剪定しているところを撮るべきだった。それにしても腹の出具合が気になる

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