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楽農楽写Z

西中国山地の風景だけを撮影する団塊男が定年後、広島県安芸太田町に休耕田付きの民家を借りて、田舎暮らしを楽しんでいます。豊かな自然を紹介しながら、地域の情報を発信します。       

草刈り隊&集団的自衛権

 昨日土曜日、一夜明けると久しぶりに青空が広がった。8月に入って2日目の晴れかも知れない。雨のため出動できなかった草刈り隊が5週間ぶりに集まり、8人が2時間半ほど汗をかいた。盆前に済ませる予定だった草は伸び放題、ナイロンコードでは刈り難く、金属刃の出番となった。足の具合はあと一歩まで回復しているが、私は用心のため段どりだけの参加になった。草刈り隊は来週も出動する。今年の闘いも終盤、9月末には終わる予定だ。

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休耕田と違って柿の木がある空き地は幹が邪魔になってバリバリ刈れない。ツル植物もあって絡みつき、草丈が短いときに比べ、倍以上の時間かかったようだ

          
 10時半に草刈り隊終了、大急ぎで広島へ帰った。午後2時からの広島弁護士会主催のシンポジウム「憲法9条と集団的自衛権行使~解釈改憲は、我々をどこへ導くのか~」へ参加した。講師は小泉、安倍(1次)、福田、麻生内閣で官房副長官補を務めた柳澤協二氏。満員の聴衆に主催者が「場所選定を誤った」と詫びたことでも、講師の吸引力の強さが分かる。権力の中枢で防衛行政に携わった柳澤氏が分析する安倍政権の危険性には説得力があった。

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官僚らしい手堅さと、らしくない分かりやすい話ぶりに引き込まれた。この種の講演では、将来への不安感が増幅されるのが常だが、しばしば笑い声も起きた

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 歴代内閣は憲法の枠内で同盟を維持した。イラク派遣でも、歴史問題でも妥協しながら腐心した。安倍首相は異なる意見に聞く耳を持たない。長崎での被爆者との懇談で、集団的自衛権について「見解の相違」と言ったのは、議論や説明をしないと言うことだ。パズルが完成しないのはピースが悪いと駄々をこねているようなものだ。集団的自衛権には嘘がある。アメリカを助けないと助けてもらえない、と言うが、基地と金を負担している。その上血まで流すのか。

 従来の政府見解は「日本が攻撃されれば個別的自衛権は可能だが集団的自衛権は不可」だった。新見解は、日本が攻撃されていないのに集団的自衛権も可能としている。国際情勢が変わったと言うが、米中は最大の経済パートナーであり対立はない。集団的自衛権を発動する要件である日本を脅かす事態には、コメ以外のすべてが含まれ無限に広がる。政府の判断と国会の承認が歯止めになると言うが、日本はアメリカの戦争に反対したことはない。

 首相が記者会見で説明した「邦人輸送中の米輸送艦の防護」のパネルは、官邸の危機管理が失敗したときの図だ。抑止力で平和になると思うのは一昔前の古い考え方だ。抑止力とは、いざとなったら戦う意志と能力があり、それを相手が知らなければならない。相手も拡大し緊張が激化する。安全保障のジレンマだ。中国の海洋進出は戦争でない以上、抑止できない。国民感情を煽るか、鎮めるかだが、政治は逆のことをしている。

 沖縄の県知事選で辺野古移設に反対する候補が圧倒的に勝てば、アメリカも無視できなくなる。沖縄で激励して来た。官邸の中でデモ隊の声は聞こえない。しかし、世論調査には強い関心がある。辺野古で反対運動をしている人にとって、勝ち負けの問題ではない。「やらなければならない」のです。そこに意味がある。閣議決定に伴う法整備に現場は苦労するだろう。安倍首相は安全保障についてよく分かっていない。これから先、思い通りには進まなくなる。

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