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楽農楽写Z

西中国山地の風景だけを撮影する団塊男が定年後、広島県安芸太田町に休耕田付きの民家を借りて、田舎暮らしを楽しんでいます。豊かな自然を紹介しながら、地域の情報を発信します。       

「地方創生」無残

 普通、首相の所信表明を生で聞こうと思わはないが、今国会の柱の一つが「地方創生」だとおっしゃるので、テレビの前に座った。「美しい日本」と言うようなの情緒的な言葉はなかったが、内容はお粗末だった。9月6日付のブログ「アベノミクス崖っぷち」の最後に「地方創生で、学者やシンクタンクの専門家がごく一部の成功例を褒めたたえて、お先棒を担ぐかもしれない」と書いた。何と総理大臣自らがコメンテーター程度の内容を国会で演説してしまった。

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安全保障や領土の話になると目が輝くが、「地方創生」は不得手なのか、迫力はなかった(NHK-TV) 

 宮城の農家の取り組みや観光客が増えた沖縄、大山ビールの人気、若者が活躍する隠岐・海士町などを例に挙げたが、首相が話す事柄ではない。おそらく「地方創生」のグランドデザインが描けないから、目につく事柄をしゃべるしかなかったのだろうか。ただ唯一、共感できる部分があった。「若者こそ危機に歯止めをかける鍵だと確信する」の部分だ。しかし彼は分かっていない。その若者を東京へ吸い上げる構造を作ったのは誰なのか。

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所信表明だから書かれた文章を間違いなく読まなくてはならない。たとえスピーチライターが書いたものであっても (NHK-TV)

 地方創生の演説に注目したのは、高齢化と人口減に直面している自治体の職員と地方新聞社で社説を書く論説委員ではないかと思った。厳しい現実の中でもがいている職員は白けただろうし、論説委員にはあっけにとられた内容のなさではなかったか。この所信表明では地方からの主張や批判、提言すら書きようがないと思う。「景気回復の実感を全国津々浦々へ届けるのが使命」と力んでもそれは自己陶酔。津々浦々は消えようとしているのが現実だ。 

 「 地方創生 今さら」「地方創生 まやかし」など、否定的な言葉で検索すると、辛辣な意見が並んでいる。その中の一つに「皇居を京都へ移せ」があった。それほどの覚悟で臨めと言うことだ。私が考える地方復活のキーワードは極端だが、「東京を衰退させる」「若者に東京を見捨てさせる」だ。地方創生は大企業優先の成長戦略、アベノミクスとは相いれない政策である。二兎を追う首相はいずれ自己矛盾に陥り、そして地方は今と変わりなく衰退するのか。

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