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楽農楽写Z

西中国山地の風景だけを撮影する団塊男が定年後、広島県安芸太田町に休耕田付きの民家を借りて、田舎暮らしを楽しんでいます。豊かな自然を紹介しながら、地域の情報を発信します。       

2015.8.6

 被爆70周年の今年はハードスケジュールになった。「原爆犠牲新聞労働者の碑」碑前祭へ久しぶりに参列。終了後、前日の藤森ゼミの学生さんを土砂災害地経由で坪野へ案内した。坪野では中国人強制連行による発電所建設問題の和解・交流、原爆の「黒い雨」指定地域拡大の運動、猿対策と過疎・高齢化の3テーマを説明した。田舎が戦争の傷跡を風景の中に包み込んでいることや、人口減など日本の将来の問題に触れてもらったのではと思う。

 碑は中国新聞労組が被爆40周年事業で建立した。犠牲になった中国、朝日、毎日、読売、山陽、西日本、共同、時事の社員の名前が刻まれている。今年、新たに追加され132人になった。中国労組や新聞労連が開いている碑前祭だが、今年は新聞協会をはじめ、各社の代表も参列した。参列者は約120人、その中に米寿を迎える中野久子さんの元気な姿があった。若いころ同じ職場でよくしてもらった。被爆時に社員だった唯一の健在者だろう。

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参列は20年ぶりぐらい。碑には大きく「不戦」と刻まれている。「戦争のためにペンを、カメラをとらない。輪転機を回さない」の決意が込められている

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献花する藤森ゼミの学生。彼らは平和記念式への参列から今日が始まっている

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小柄な中野さん、肌に張りがあり、口調もしっかりしていて年齢を感じさせなかった。14歳で入社、17歳のとき出勤前の自宅玄関で閃光を見た。活字を手で拾う文選作業は機械化、コンピューター化された。技術革新を乗り越えて65歳まで51年間働かれたスーパーレディだ

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昨年の土砂災害現場に立つ学生。土石流の猛威と山へ迫る住宅地の危険性を実感したようだ

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坪野の別邸で自己紹介。サービスはささやかに麦茶とシソジュース。手前は妻と藤友さん夫婦

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冷房の効いた地区交流センターへ移動。中国人強制労働問題の和解と交流について話す吉村さん。碑を製作、建立した地元の石材店社長。「国レベルの対立があっても、話をし、酒を酌み交わせば人と人の心は通じる」と、交流会に参加して得た実感を語った。この後、黒い雨と猿対策・過疎高齢化について私が説明した

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坪野部落にある「安野 中国人受難之碑」に書かれた建立の経緯を読む学生

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ハードスケジュールご苦労さん。光線の関係で農家らしい家をバックにできなかった

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