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楽農楽写Z

西中国山地の風景だけを撮影する団塊男が定年後、広島県安芸太田町に休耕田付きの民家を借りて、田舎暮らしを楽しんでいます。豊かな自然を紹介しながら、地域の情報を発信します。       

都市・農村共生リレーシンポ

 「地域をあきらめない」と題したシンポジウムに参加した。田園回帰1%戦略で知られている藤山浩氏の基調講演「地元を創り直す時代~長続きする地域のかたち」は、綿密な調査と島根県内の現場を踏んだ上での分析だけに説得力があった。東京の視点から見た日本創成会議の「消滅可能性都市」キャンペーンが安っぽく見えてくる。パネリストは農村に入り込んで活動している4人の女性、困難さを感じさせない歯切れのいい報告が頼もしかった。

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会場にはイス席も出されて約250人。規模拡大の経済の限界を指摘し、「人口とは人生の数と捉えるべき」と述べた藤山氏(中)、パネルディスカッションのテーマは「地域をあきらめない女性たち」。男社会への意見、補助金を頼る姿勢を批判する声もあった(下)

 若い人の実践を聞いていると、地域を立て直すのは若者の力だと痛感する。定年後、安芸太田に空き家を借りた私にはそんな力はなく、肩身が狭く、若い人が羨ましくもある。都会には志のある人、企業社会の論理に疑問を感じたり、挫折したりしている有能な人がいるはずだ。地方はその若者たちを迎え入れる懐の深い態勢を整えるときだと思う。政府の有識者会議がまとめた、高齢者の地方移住を進めようとする提言はまがい物、都会の身勝手だ。

 このシンポジウムを知ったのは、定期購読している農文協発行の季刊誌「地域」に挟まれていたチラシ。藤山氏の話を聞きたくて申し込んだ。主催は全国町村会と財団法人・地域活性化センターだから半官製。「都市・農村共生社会創造全国リレーシンポジウムin広島」と固くて長たらしい。都市が前にあるのが癪に障る。聴衆の多くは自治体職員のように見えた。意識を変革させるためには、むしろ地域のリーダーや若者が聞くべき内容だった。

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